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軟式野球 秋田市 松岡芳久さん(69) (2017年秋田)

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「秋田の熱い野球魅せたい」 選手兼監督で頂点狙う

 今年のねんりんピックの注目は、1994年の香川大会以来、23年ぶりに行われる軟式野球だ。「秋田ほど野球に熱い県はない」といった声も県内ではよく耳にする。

 その象徴の一つが、秋田発祥の「500歳野球」。出場9人の合計年齢が500歳以上であることが基本条件で、秋田では毎年、大仙市で全県大会が行われている。

 500歳野球のきっかけは、1978年に行われた一つの試合。当時の県野球協会会長・高橋政泰氏の提唱により、それまで観戦だけで終わっていた50歳以上の野球経験者などが集まり、熱戦を繰り広げた。翌年には町内外の反響の大きさから「第1回大曲仙北500歳野球大会」を開催。参加選手の強い要望もあり、同年10月には「第1回全県500歳野球大会」が行われ、現在まで40年近く受け継がれている。

 昨年は実に184チームが参加。高校野球で言えば大阪や愛知の地方大会参加校数に匹敵する。全てトーナメント方式で、4日間で優勝を争うのだから、1日2試合が組まれる日も出てくる。

 「全試合1人で投げ抜くチームもあります。1試合(7イニング制)100球としても、決勝まで行けば4日間で600~700球。相当タフです」と話すのは、500歳野球に毎年参加する松岡芳久さん(69歳)。ねんりんピック秋田では「秋田還球クラブ」を監督兼選手として率いる。昨年の予選で優勝し、出場が決まった。大会はこれに地元2チームを加え、秋田から3チームが出場する。

 同クラブは30年以上の歴史をもち、部員は48人。元プロ野球選手、甲子園出場経験者もいる。普段は500歳野球ではなく、60歳以上が参加する「還暦野球」がメイン。70歳以上のメンバーが出場できる「古希大会」もある。

 松岡さんはコーチを経て昨年同クラブの監督に就任。「監督になって少しは丸くなりましたよ」と本人は言うが、チームメイトからは「鬼」呼ばわりされるほど、練習に対する姿勢は厳しいものがある。

 

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 練習日は水曜・土曜の週2日。年が明けると、1月の第2週目からチームは始動する。外は氷点下でも関係ない。「県内でもチームが多いので、春以降は土日が練習試合で埋まってしまいます。だからこそ、3月までの基礎練習がとても大事になってくるのです」。

 練習の仕上げにはベースランニングも。疲れ切った状況で、クレームも出る。「それでも、私が先頭切ってやるので、皆ついてこざるを得ません。走れなくなれば、野球の楽しさが無くなってしまいます」と松岡さん。その成果あってか、チームには俊足選手が軒並み揃う。「試合では出

塁すると二盗・三盗は当たり前。特に終盤、相手キャッチャーが疲れているときが狙いどころです」と説明する。

 松岡さんは、「2番・センター」でレギュラーもはる。バッターボックスに立つとランナーへ自らサインを送り、守備ではセンターから守備位置の指示を出

す。「慣れるまでは大変です。特に守備は、内野と距離があるので、意思疎通ができるよう言葉の掛け合いを大切にしています」。

 自主練にも人一倍励む。30分ほどランニングの後、筋トレ、ダッシュ、素振りを日々行う。「選手には厳しいことばかり課しているので、自分自身が成績を残さなければいけないプレッシャーですよ」。

 全国大会の出場経験も多い同チーム。リーグ戦で順位を争うねんりんピックに向け、松岡さんは「還暦野球と年齢条件が同じなので、よく知ったチームが来る可能性も高い。ぜひ強いところと対戦してみたい」と意気込みを語った。

 

ねんりんピックしんぶん2017in秋田

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