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ソフトボール 黒部市 宮崎秋盛さん(82) (2018年富山)

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平均73歳レジェンド チームを影で支える

 「まさか出られるとは思っていなかった」と話す、黒部市のソフトボールチーム「新川スターズ」の面々。創部22年、平均年齢73歳の老舗チームは、県予選を僅差で勝ち上がり、ねんりんピック初出場となった。20年以上同じユニフォームだったが、今大会出場にあわせて一新する。チーム内が活気づいている。

 チーム創設者の宮崎秋盛さん(82歳)は「普通にやったら負ける相手だったが、予選の日は猛暑で相手ピッチャーが勝手にバテてくれた」とうれしそうに話した。「試合に勝ち進むと、同じ日にもう1試合ある。いつもは用意していない弁当を急いで買いに行きました」とも。

 本当に野球の好きな人たちの集まりだと宮崎さん。この日はキャッチボールから始まり、守備練習、打撃練習とスケジュール通りにきっちりこなしていくが、参加している全員が常に声が出ており、賑やかで楽しい雰囲気そのものだ。「試合ではエラーも多いのですが、楽しく笑顔でプレーすることを大切にしています」

 

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 今はバリバリ出る機会はめっきり減ったが、ベンチでは監督のサインを選手に伝える重要な役割。実は宮崎さん、選手としての野球経験はほぼゼロ。自分がプレーすることより、周りの人たちがプレーするための下支えが自分の野球の楽しさになっているという。

 とはいえ、きっかけは30歳の頃、スポーツ少年団の野球チームを指導したこと。体育協会からどうしてもと頼まれ、一から種を撒き、中学部のチーム創設から6年間携わった。当時は社長付きの運転手をしていた宮崎さんは、何とか5時で仕事を切り上げられるよう社長に直訴。そこからグラウンドへ行くという毎日だった。本人曰く、実は熱血指導もしたという。

 一方、当時の校長はサッカーが大好き。校内でもサッカーが流行っていた。「放課後、野球の練習をしていると、外野を守っている生徒のあたりを校長がウロウロしはじめるのです。最初は一体何だろうと」。生徒に聞くと、校長自らサッカー部へ引き抜こうとしていたことが判明。宮崎さんは直接抗議へ校長室のドアを叩いたそうだ。

 「これまで少なくとも3回は喧嘩しています」と話す。3年経ってようやく部員が10人まで集まり、1チームを作ることができた。結構、宮崎さんは真剣だ。

 新川スターズ創部の際は、宮崎さんはもともと別のチームに所属していた。「年齢が高くなるとどうしても、若いメンバーより出場機会が減ってしまう」。そうした人たちにも試合に出てほしいとの思いから、シニアチームを立ち上げた。まさに屋台骨の存在。今のチームでも、仲間を励ます姿勢が全員の心の支えとなっている。

 

ねんりんピックしんぶん2018in富山

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