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弓道 茨城県牛久市 湯浅政夫さん(71) (2018年富山)

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「当たる的」 をイメージ 平常心が勝利のカギ

 4度目の挑戦で、ついにねんりんピック本選初出場を果たした湯浅政夫さん(71)。弓道は52歳の時に妻の友人の旦那さんに誘われて始めた。「これまでスポーツ経験はなかったのですが、健康を維持する意味でも、長く継続できることがしたいとスタートしました」と湯浅さんは話す。弓道は弓を引く動作から、力が必要なイメージがあるが、実は軌道を計算して射ることで、大きな力を必要としなくても、的を射抜くことができる。力強く引けばまっすぐな軌道で、引く力が弱い場合は少し上を向けて放物線を頭に描いて的に向かって射ることで、的の中心も射抜くことができる。

 「同じ『道』の漢字が付く柔道や剣道に比べると、大きな動きはありませんが、『道を究める』という意味においては共通しています。一方で、弓道は自分の体格や力に合わせて、射る角度や引きの強さなど、一人ひとりに『型』が存在します」と湯浅さん。それが、老若男女が同じ土俵で競い合える面白さにつながっているそうだ。

 

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 的までの距離と大きさは28m先の直径36cmの的と60m先の100cmの2種類で、ねんりんピックでは前者の的に規定本数中何本当たったかを競う。アーチェリーとは異なり、的に点数は存在しない。ただ、的中数だけでなく、競技中の所作も採点の基準になる。所作には構える前の姿勢を整える「足踏み」から、矢が離れた後の姿勢を維持する「残身」まで8種類あり、その美しさで順位が覆ることもあるそうだ。

 ねんりんピックの予選会は個人戦だが、本選では各県の代表チームで競う団体戦になる。1チーム正規選手5人、控え選手2人、監督1人の計8人。茨城県の予選会には約60人が参加し、10射中の的中本数上位7人の本選出場者が決定した。今年の1位はなんと10本全的中。湯浅さんは7本で5位に並んだ。所作でも優劣がつかず、延長戦の末勝利し、正規選手として本選出場を勝ち取った。

 弓道は精神的な動揺が結果に直結する競技。的に当てようとするとどうしても気持ちが前傾になり、矢の軌道が乱れてしまうそうだ。「『的に当てる』のではなく『当たる的』のイメージができると、良い結果に結びつきます」と湯浅さん。また、無心で射るよりもある程度の緊張感が必要という。

 本選では各4射を2回実施し、合計20射の的中数を競う。昨年の茨城県の成績は67チーム中25位で、上位16チームで競う決勝トーナメントには進めなかった。「4回目の挑戦で、念願の本選への出場。まずは昨年より上位に入り、決勝トーナメントに進むことが目標です」と湯浅さんは意気込む。

 

ねんりんピックしんぶん2018in富山

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