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剣道 堺市 橋本幸太郎さん(70) (2017年秋田)

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「目標は百歳剣士」 壮大な夢に向かって日々節制と鍛錬

 2007年茨城大会以来2回目のねんりんピック。堺市が政令都市になり、初めて単独チームで出場することになり、堺市の実行副委員長、堺市剣道協会理事として苦労してチームを編成して出場した。その後は、都道府県対抗少年剣道大会の委員長としての職務に没頭していたため、ねんりんは頭の片隅にしかなかった。その職務も昨年の6月で後進に譲り、今年はねんりん出場を目指した。

 ねんりんの剣道は、先鋒(65歳未満)、次鋒(同)、中堅(同)、副将(65~70歳未満)、大将(70歳以上)の5人で戦うが、橋本さんは予選会でこの5人に入れず、監督兼控え選手という形で出場することができた。チームをまとめ、イザというときには、代役を務めるという橋本さんにピッタリの役回りだ。大会では、まずリーグ戦を突破して、「ベスト16によるトーナメントへの進出」が目標。

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 橋本さんの剣道人生は、明星高校に入学して剣道部に入部した時から始まる。まだ剣道部が出来て日が浅かったため、在学中はそんなに強いチームではなかったというが、そんな橋本さんの剣道魂を再び燃えさせたのは、大学、社会人を経て、堺市役所に転職してから。堺市役所には、部員20人以上の剣道部があり、週1回大浜体育館での充実した練習で、メキメキ実力を上げ、官公庁大会や大阪府大会(官公庁の部)などでの活躍が続いた。それとともに剣道の魅力にはまっていく。礼儀作法を重視し、人を思いやる気持ちを大切にする「剣道」は武道。単なるスポーツではない、という。試合では、「心を打つような打ちが出来たか」「気の争いに勝ったものが勝つ」「気で負けた者が『参った』」と、「単なる試合の勝ち負けを争っているわけではない」という。

 橋本さんは、「教士七段」。「教士」とは、識見優秀なる者で錬士七段受有者、七段受有後2年を経過し、加盟団体の選考を経て、加盟団体会長より推薦された者。合格率15~20%の厳しい門だ。五段・六段受有者が対象の「錬士」、教士八段が対象の「範士」と同様、指導力や識見、人格などを備えた、剣道人としての完成度を示す称号。高段者だけに受審資格がある。

 橋本さんの目標は、103歳で矍鑠(かくしゃく)とした立ち合いをみせる太田博方範士八段のような百歳剣士。気骨にあふれ、人情に富む太田範士を常日頃から慕う剣士は数多く、橋本さんもその一人だ。「太田さんのように100歳を超えても元気で、しかも高齢者の大会で第一線で試合ができる」。壮大な夢だ。まだ太田さんの年齢まで30年以上あるが、日々節制と鍛錬を怠らない。

 

ねんりんピックしんぶん2017in秋田

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