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トレンドマスター 販売台数7万台超 笑顔届けるかわいいロボット (2018年)

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落ち込んだときに寄り添ってくれた愛猫がモデル

 神奈川県川崎市にある玩具メーカー「トレンドマスター」では子供からお年寄りまで、幅広い世代が使えるロボットを販売している。社長の中田敦さんは元々大手玩具メーカーに勤務していたが、2011年3月に起きた東日本大震災を受け「より多くの人を笑顔にする商品を作りたい!」と思い、同年7月にトレンドマスターを起業した。

 しかし、メーカーに様々な企画を持ち込んでも断られることが続いた。「落ち込んでいたら、飼い猫のクロちゃんが膝に乗ってきました。しばらく撫でていたら、いつの間にか気持ちが落ち着いていたんです」と当時を振り返る。そこで、自分と同じように猫に癒される人がいるのではとの考えから初代「なでなでねこちゃん」が生まれた。

撫でると鳴く、シンプルなロボット

 「なでなでねこちゃんDX2」(税抜5980円)は頭・あご・背中・尻尾にセンサーがある。本物の猫の声を収録しており、尻尾を握ると「ニャン!」と怒る等、場所ごとに反応が異なる。その後、「犬もつくってほしい」との要望に答え「なでなでワンちゃん」(税抜6980円)を開発。

 「子供向けに開発したが、購入者を調べてみると1~2割は年配の方が購入していた」と中田さん。昨年10月からは高齢者の認知症予防の話し相手としても活用できる「こんにちはあかちゃん」(税抜8000円)の販売も開始した。1歳児を模しており、抱っこして揺らしたり話しかけることで返事の内容が増えていく。

 累計販売台数は7万台を超え、多くの人に笑顔と癒しを届けている。

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優良な福祉製品に認証

 川崎市が優良な福祉用具を評価する「かわさき基準」に申し込んだところ、「幅広い世代のコミュニケーションが期待できる」「利用しやすく前向きな気持ちを引き出す」ことが評価され認証された。販売している商品は全てかわさき基準の認証を受けている。「この他にも、川崎市が行う敬老の日プレゼントにも採用されました。今年は40セット以上の注文があり多くの人に注目していただけました」と中田さんは話す。

 国の調査の一環として、介護施設の利用者に「こんにちはあかちゃん」や「なでなでねこちゃん」を利用したところ、認知症の利用者の暴力や暴言が減ったり、利用者同士の会話が増えるなどの効果もでている。

世界にひとつだけのなでなでねこちゃん

 猫の写真を元に、スプレーアーティストが本物そっくりのオリジナルなでなでねこちゃんをつくる「愛のネコちゃん工房」事業も行っている。専門のスプレーアーティストがペイントし、通常のなでなでねこちゃんと同様に、頭・顎・背中・尻尾の4カ所にセンサーが内蔵されている。ペットロスの人やプレゼント用としての注文が多いという。

 中田さんは「シンプルでかわいいコミュニケーションロボットの総合メーカーとして、ニーズに応えられる商品開発をこれからも進めたい。そして子供から高齢者まで、多くの方に笑顔を届けていきたいです」と語った。

 問合せは同社(☎044・422・1641)まで。

 

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