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リッチェル 富山発、生活を豊かにする日用品メーカー 「少子化」「高齢化」「エコ・環境配慮」での貢献も(2018年)

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 プラスチック製品は、成形により様々な用途に利用できることから、日常生活に深く溶け込んでいる。1960年(昭和35年)設立の「リッチェル」(富山市、渡邊信樹社長)も、そうしたプラスチック日用品メーカーの一つ。時代の変化に合わせた機敏なものづくりが特長で創業からの「家庭用品」のほか、「ペット」「ベビー」「ライフケア(介護)」「園芸」など多岐にわたり、製品は全国各地のホームセンターなどで販売されている。表には出ないものの、大手メーカーのOEM製造も多い。富山発、生活を豊かにする元気企業を紹介する。

時代の写し鏡「プラスチック日用品」

 プラスチック成形による日用品製造は時代の変化に機敏に反応する。リッチェルでも、高度経済成長や第2次ベビーブームの中で、余暇を趣味などに有意義に費やすための、園芸用の鉢や受け皿、プランターなどの「園芸関連」や、ベビーブームに対応するためベビー関連製品を製造してきた。

 少子高齢化が叫ばれる現在では「ライフケア(介護)」関連の開発に注力し、ユニバーサルデザインの食べやすい食器・スプーン・フォーク・マグカップなどの「食事関連」、シャワーチェア、入浴台などの「入浴関連」、ポータブルトイレなどの「排泄関連」、買い物などの外出を助ける手押しシルバーカーなどの「歩行関連」を企画・製造し、国内有数の福祉用具メーカーに成長した。

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自社一環生産による高い品質

 製品品質も高く、製品企画やデザインなどは使いやすさと安全性を3Dモデリングで検証し、さらに、プラスチック製品の要となる金型製造から製品試作、評価試験まですべてを自社で行う体制を備える。同社工場から出荷される製品はISO9001を取得しており、マネジメント力も高い。

次世代・地域重視の社会貢献「CSR活動」

 社会貢献活動にも熱心。県内の小学生から高校生、さらには地域住民など一般を含め工場見学も受け入れており、たとえば富山市の水橋工場では、材料の混合からリサイクルに至るまでプラスチック成形の工程を公開している。地域にも開かれた「顔の見える」企業となるように取り組んでいる。

 ほかにも99年に富山県教育委員会が始めた、中学2年生を対象とした「社会に学ぶ14歳の挑戦」にも協力。毎年2~3校の地元中学校の生徒に工場での作業体験を提供している。体験を通じて、地域の職場で働く喜びや楽しみ(ちょっぴりの)大変さを体験し、自分の将来を見つめる学びの場を提供している。

女性社員の働きやすい職場のために

 女性活躍社会の実現や少子化対策にも率先して取り組む。自動車社会の富山市において、同社女性社員の働きやすい職場づくりのため、本社と上市工場には、11年より転倒リスクを低減し、安全に乗降できる「妊婦専用駐車場」を設置している。専用駐車場設置場所も、妊婦(女性社員)の職場に近く、安全でゆとりあるスペースを基本としている。

課題先進国「日本」の「Rich」「Well」 のために

 戦後復興から高度経済成長期、さらに経済大国「日本」と呼ばれるまでに成長を続ける“輝かしい”日本社会の過程で、同社も国民生活を豊かにする日用品製造を通じて業容・業績を高めてきた。バブル崩壊以降、少子高齢化の進行や、社会保障費増大による日本国の財政問題など「課題先進国」とも呼ばれる現在でも、時代の波に乗り遅れることなく対応できる柔軟性、変革に機敏に対応する対応力などを掲げるリッチェルは、歩みを緩めない。

 少子高齢化の中で高齢者配慮の製品づくりや、エコ・環境配慮の機運の高まりの中で、自社で生産時に発生する廃棄プラスチックについて、自社でリサイクルして再利用するなどの環境配慮にも熱心。

 また、少子化や核家族・独居世帯の増加にともなって動物を飼う家庭も増えてきていることから「ペット関連」の製品充実や、女性活躍社会や少子化対策の政府方針の中で「ベビー関連」にも注力している。

 同社の企業理念は、同社製品によって「Rich(高級感・ゆとり)とWell(高品質・信頼感)」を実現させること。社名「Richell」には、全社員の熱い思いが込められている。

 

ねんりんピックしんぶん2018in富山

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