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太極拳 東京都八王子市 青山幸子さん(76) (2017年秋田)

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4分で魅せる息の合った攻防演技 選手歴30年 仲間とともに入賞目指す

 太極拳は中国の伝統武術の1つで、国際的に中国武術は「武術」の中国発音WUSHU(ウーシュー)の名称で知られている。日本では太極拳の愛好者が多いことから、太極拳と中国武術や中国拳法を総称して「武術太極拳」の名称で呼ばれている。

 今大会で東京代表として出場する青山幸子さん(76歳)は八王子市で活躍する「八姫会」のメンバーの1人。7人の選手と監督1人を合わせた8人のチームだ。武術太極拳の東京都大会で見事優勝し、ねんりんピック出場の切符を手に入れた。青山さんは太極拳をはじめて約30年のベテラン。太極拳をはじめたきっかけは、当時、家族の夕飯を作った後、寝るまでの時間を有効に使いたいという思いからだと言う。「ちょうど、テレビで太極拳が取り上げられていて、興味が湧きました。近くの空手道場の師範が太極拳も教えていると知り、すぐに参加を決めました」と話す。

 太極拳には24の動作がある24式から始まり48式・88式や、武器を使った動作を行う32式・42式がある。これらの動作を組み合わせて演技を構成する。「まず、24の動作を覚えないことには始まりません。少しでも練習を休むと忘れそうになるため大変です」と苦笑い。24式全ての型を覚えるのに約1年かかったそうだ。

 

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 競技は自分たちで選んだ音楽に合わせて、立ち位置や型の組み合わせを考える。今大会では24式の技を4分以内に収まるように構成している。動作の一つ一つに、▽打つ▽蹴る▽投げる▽掴む▽刺す――等の技法が組み込まれ、攻撃、反撃、防御の意味がある。「敵との攻防戦をしっかり意識しながらやることも大切です」と青山さんは語る。

 しかし、世間の太極拳イメージはゆっくりしたスポーツ、お年寄りのスポーツだと思われていることも多い。青山さんは「実際は決められた演技の構成内容にあわせて、中腰の状態で、腰・ひざ・背筋をまっすぐ伸ばしながら足や手を動かす全身運動です。また、次の動きを思い出すことで頭も使います」と説明する。足を蹴り上げる動作では、片足で立つバランス力、まっすぐ蹴り上げる柔らかさと筋力が求められる。青山さんは自宅でも体操やストレッチに取組むなど日々鍛錬を続けている。

 競技の採点は10.0点満点からの減点方式で技の正確性や美しさ、表現力などがチェックされる。ユニフォームがよじれてシワができるのもいけないという厳しさだ。「個人の技術だけではなく、7人で動きをあわせることも高得点の鍵であり、一番難しい点」(青山さん)

 青山さんの段位は現在3段。指導者としても活動しており、昼の時間帯に2クラス、夜の時間帯に1クラス受け持っている。「太極拳はあまり激しい動きではなく、大会等に出る際はチームで動きを合わせながら出来るのが魅力。選手としても指導者としても出来る限り長く続けていきたいです」と語った。

 

ねんりんピックしんぶん2017in秋田

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