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シルバー産業新聞

「礼」を重んじる「なぎなた」の心で

  小松良恵さんは24年前に、女学校の時の野村先生が北國新聞で「なぎなた」を始めるという記事を見て、57歳で始めた。国体の種目となった1983年の群馬大会には石川県はまだ不出場、なぎなた協会石川支部が設立されて、85年の鳥取大会に初めて出場した少し後だ。年齢的には遅いスタートではあったが、着実に実力を蓄えると共に、審判の免許も取得。91年の石川国体では、審判を務めた。その後、60歳を過ぎてからは、93年の京都、94年の香川のねんりんピック大会に出場、2006年の静岡大会には引率者(監督)として選手を率いた。現在4段。お話を聞いているときは、穏やかな(失礼ながら)いいおばあさん。しかしひとたび背筋をピーンと伸ばして道場に立つと、他を圧するような「トーッ」「ヤッ」と年齢を感じさせない気合いと共に動きは機敏だ。今回は久々の出場で、選手としても高齢にはなるが、石川県チームの精神的支柱として期待が大きい。

 原田信子さんは14年前に、同級生だった北橋外美子さんに誘われ、「健康のためにいいかな」と思い、始めた。そのときの先生が小松さん。初めはいつまで続けられるかと思っていたが、「だんだん面白くなり」止められなくなった。仕事を辞めて、生活に緊張感をなくしていたが、ピーンと張りつめた道場、礼に始まり、礼に終わる「なぎなた」が、新しい生活のバックボーンとなって行く。そして、諸先輩や仲間たちも増え、益々楽しくなっていく。そして今回は地元開催で、今でも「先生」と慕う小松さんや北橋さんと、石川県代表として、同じ道場に立つことが出来る。夢のような機会だ。体調を少し崩している北橋さんが心配だが、励まし合って、一生懸命、でも楽しく戦おうと決めている。

 なぎなたは刃部は竹で、柄部は樫の木で作られ、210~225センチと定められている。試合は防具として面、胴、小手、すね当てを着ける。試合競技と演技に分かれる。

 試合競技は二人の試合者が、定められた部位、面部、(正面と左右の側面)小手部(左右)胴部(左右)臑部(左右の外ずねと内ずね)咽喉(のど)を確実に早く打突して勝負をきそう。なぎなたを振り上げ、持ち換え、振り返し、繰り込み繰り出しの操作をしながら、打突部位を打ったり突いたりする。敏速な動きの中から打突の機会を見いだし、全力をあげて技を競い合う。

 演技競技はこの全日本なぎなたの形、又はしかけ・応じわざの中から指定されたものを、二人一組の演技者によって行い、その技の優劣を競い合う。

(2010年度号)

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