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【福祉用具で解決! 介護の困りごと】  シャンプーはどれ? 生活に寄り添う共用品 (2018年)

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 視覚に障がいのある人にとって、同じような形の容器に入ったものの中身の識別は難しいことの一つです。その解決策として、各メーカーは、シャンプーの容器に「きざみ(1991年〜)」、ボディソープの容器に「一直線状の触覚記号(2014年〜)」を付けています。このシャンプー容器の「きざみ」は、洗髪時に目を閉じる人達にとっても助かる工夫です。

 同じような形をした容器には缶飲料もあります。アルコールの缶飲料と、その他の飲み物にも区別があると助かります。誤飲を防ぐためにアルコールの缶飲料に付いている「缶上部の点字」。この点字表示は20年以上も前の1995年に生まれたもので、現在も活躍しています。最近はジュース類と間違えるようなイラストや写真が印刷されたアルコール飲料が増えてきています。保管場所には十分な配慮をしていると思いますが、小さな子供が間違えることも有り得ます。缶の上部の〝てんてん〞は「おさけ」であることを伝えておけば、点字が読めなくても理解がしやすいです。

 このように、私達の身の回りには、気にしなければ見過ごしてしまうような〝さりげない工夫〞がたくさんあります。注ぎ口が開けやすくなった紙パック飲料、点字表示のある調味料、操作手順が分かりやすい家電製品。これらの工夫は、障がいのある様々な人達とメーカーや研究機関、行政等が一丸となって検討し、生まれました。スーパー、コンビニエンスストア、公共施設、交通機関、さまざまな場所で見つけることができる身近な存在です。この〝さりげない工夫〞は、より多くの人達が自立した生活を送るためにも役立つのです。

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森川美和さん

 幼稚園教諭、盲ろう者通訳介助を経て、現在は共用品推進機構の総務、調査研究、学校教育に携わる。翻訳絵本に「スーザンはね…。」(評論社)などがある。

 

福祉用具の日しんぶん2018

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