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【福祉用具で解決! 介護の困りごと】 「暑い夏を快適に過ごせる服が欲しい」 衣服 (2017年)

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 今年も暑い夏が終わりました。夏のあいだ毎日のようにニュースで「今日は熱中症で○人が救急車で病院に搬送されました」と聞かされます。熱中症にならないために、こまめに水分をとることやエアコンで室温調整を保つように注意を呼びかけています。しかし、熱中症患者の半数以上は、暑さを自覚しにくく汗をかきにくいといわれる高齢者です。エアコンが寒く感じ、さらにたくさん着こむことで体の熱をこもらせてしまいがちです。これが熱中症の原因となります。

 環境省がビジネスマンを対象として展開したクールビズは、今やライフスタイルとして定着していますが、室内で生活をしていることが多い高齢者の衣服の選び方や着方の具体的な例はあまり伝えられていません。体に対して最も身近な環境を作るのは衣服です。ここでは図の女性のブラウスを例に、涼しい服選びのポイントとその着方の良し悪しについてご説明します。

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 暑さや蒸れ対策は、体と衣服との間の空気層を滞らせず常に体熱、湿気を下げて快適に保つことです。そのためには涼しい素材はもちろん大切ですが、服のデザインが大きく関係するのです。衿元が大きく開いていることや体に密着しないでゆったりしたもの、さらに裾をズボンに入れない着方が体熱の発散効果を発揮してくれます。袖丈は個別に調整できるような長さが良いでしょう。

 ちょっとした工夫により来年の夏は少しでも快適に過ごしていただきたいです。

 

 参考文献:井上書院、アパレルと健康~基礎から進化する衣服まで~、日本家政学会被服衛生学部会、2016

 

福祉技術研究所 岩波君代さん

 文化女子大学服装学科被服構成コース卒。32年間、東京都において障がい者、高齢者の衣服、靴の研究や相談にたずさわってきた経験を生かし、現在福祉技術研究所(株)、メーカーのコンサルタント、講習会などを行っている。上級シューフィッター(FHA)。

 

福祉用具の日しんぶん2017

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