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シルバー産業新聞

適切な排泄ケア用品の選び方とは

NPO法人日本コンチネンス協会

牧野美奈子氏

最新牧野氏.jpgQ 排泄を支援する福祉用具にはどんなものがありますか?

A 排泄ケア用品は細かく分けると、数千種類あるともいわれています。自動排泄処理装置は介護保険のレンタル対象ですが、そのほかは買い取りのものです。介護保険の適用対象かどうかに関わらず、選択は慎重に行ったほうがよいでしょう。

 また失禁にはさまざまなタイプがあります。排泄用具・用品が適応するのは、利用者の身体機能低下が原因の障害「機能性失禁」が中心です。トイレまで移動できない、細かな手先の動きができない、関節が動かないなどトイレ動作がうまくできない状態がこれに該当します。下の身体機能面から見た用具の選択フローチャートを参考にしてください。

Q でも例えばポータブルトイレって汚物を廃棄したりバケツを洗浄したり大変ですよね。みんなおむつを使って、ベッドの上で交換したほうが楽じゃないでしょうか?

A ポータブルトイレを使用することは、身体の動きを伴うので今以上の機能低下を予防するためにも大切です。また、寝たまま排泄することはしっかり出し切ることが難しい体勢です。おむつ使用の前に用具をうまく使って、廃棄・洗浄の負担を減らすことをお勧めします。

 具体的には受けバケツの中に専用の処理袋を入れることで、その都度の処理が必要なくなったり、排泄臭が気にならなくなったりします。排泄後の袋を縛って移動することもできるので排泄物の撒き散らしの予防にもなります。

 最近では後始末が不要な水洗のポータブルトイレも介護保険対象になるなど、介護者の負担を軽減する製品も登場しています。

プロフィール

都立北多摩看護専門学校卒業後、特養でケアワーカとして直接介護の現場を経験。介護福祉士として働きながら排泄ケアの重要性を認識し北欧テクニカルエイド視察等で用具についての学びを深める。日本コンチネンス協会会員。コンチネンスアドバイザー

 

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