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シルバー産業新聞

環境を変化させ、人と生活を繋ぎ合わせる福祉用具

日本作業療法士協会

常務理事 三澤一登さんOT協会三澤常務理事.jpg

 平均寿命が毎年のように更新される一方で、これからは健康寿命が重要となります。健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。障がいのあるなしに関わらず誰もが思うことは、自分らしく住み慣れた地域でお互いの顔が見える自分の住み慣れた環境で安心して暮らしたいと願うことだと思います。作業療法士として、こどもからお年寄りや多様な障がいがある人々と接する機会があります。人と接する中で、日頃、感じていることは目的や意欲のある人は元気に活動していることです。「できた」という達成感の積み重ねと「できる」という思いが自信になり、人は、多くの刺激を受け入れることでさらに興味や関心が増すと思います。福祉用具は人を育てるだけでなく環境をも変化させて、人と生活を繋ぎ合わせる重要な役割があります。

将来のイメージを共有し支援

 福祉用具を提供する立場でもある作業療法士は、目の前にいる人の障がいの特性だけに目を向けているのではありません。その人の生活習慣や環境を個人の特性を把握し、将来を共にイメージを共有しながら状態変化やニーズに対応していく必要があります。人も環境も物・道具も進化している中で、本当の自分を見つけ出して自分にあったものに出会えることは簡単ではないと思います。リハビリテーション専門職として身近にいる作業療法士が、困っている人々のお役に立っていることを願っています。

 最後に、当協会として福祉用具の活用は、作業療法士の重要な技術のひとつでもあります。1981年の社団法人化から福祉用具に関する事業を展開し、15年6月現在「福祉用具相談支援システム運用事業」として35都道府県が参加しています。また、IT活用支援のホームページ「あいてぃたいむ」を全会員向けに利用を開始しております。福祉用具対策委員会は、上記の事業に加え「IT機器レンタル事業」「研究開発・臨床評価促進事業」の3つの事業を展開しています。
 

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