ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

その他コラム
地域力発見 (67) 宮下今日子 通所介護事業所が独自に展示会 [2018/08]2019年3月27日00時17分

 

ケアマネ会が連携に意欲

1808_19_Miyashita.jpg

 埼玉県上尾市の任意団体「ケアマネの会あげお」(会員数80人。市内居宅事業所数は52カ所)は、デイサービスをもっと知ってもらおうと、関連エリアの事業所や市民らに向けて展示会を開いた。会場には、約35の通所介護事業所が日頃の活動をパネルなどで紹介。中には、利用者が普段作っているお弁当を持って会場に登場する場面もあった。

 今回の開催について高山亮平代表は「とかくライバルになりがちな事業所だが、お互いの活動を知り、サービスの質の向上に繋げたい。ケアマネにももっと知って欲しい」と話す。

 上尾市健康福祉部高齢介護課課長の加藤浩章氏も会場を訪れエールを送った。上尾市では事業所と行政がよく話し合い、ボトムアップを重視しているそうだ。某デイサービスのAさんは、加藤課長を捉まえて、相談事(後述)をしていたのが印象的だった。

 現在、市内の通所介護事業所は58カ所で、通所リハは7カ所、認知症対応型通所は1カ所。総合事業は現行相当サービスを実施しているのが現状だ。会場では、PTらが主導して機能訓練を重んじるデイや、生き甲斐づくりにユニークなメニューを取り入れるデイ、就労に力を入れるデイなど様々な取組が披露された。

 デイに就労を取り入れる取組では、東京都町田市の「DAYS BLG!」(NPO町田市つながりの開、前田隆行理事長)が先鞭をつけたが、小規模デイ「アクティブ・キッチン一歩」では、利用者に食事を作るだけの過ごし方を提供している。みんなで買物にも行き、作ったお弁当は系列のデイなどに提供しているが、今後は報酬も考えたいと代表の阿部裕一氏は模索する。

 その相談に応じているのが、先述した加藤課長。「国や県に確認しながら制度に触れない範囲でいい方法はないか模索しているところです」と話してくれた。

 PTが主導して機能訓練に力を入れるリハビリデイサービス「アクティ」は、予防の対象者が約半分で、「レッドコード」という運動器具を使ったり、「ゲートエリア」という人工芝を使って体幹部を意識するなど、質の高いリハビリを目指す。

 現場の問題をお聞きすると、法人部長の前田伸悟氏は、「退院後に義肢や装具が合わなくなる人が増えている」と指摘。8月10日には義肢や装具をテーマに地域向けセミナーを予定している。

 また、認知症対応は市の地域課題に挙げる。認知症対応型通所は1つしかないが、そうした中「ケアサポートあげお」は、「共用型認知症対応型通所介護」に挑む。すでに運営するグループホームの居室を開放して3人以下の認知症デイとする。

 小規模とはいえ地域の展示会は様々な試みを発信する。知ることで新たな工夫も生まれる。ケアマネは地域の情報量を増やし、利用者に応えるサービスに繋げて欲しい。

2018年8月10日号

「その他コラム」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • 【お知らせ】電子版「シルバー産業新聞」
  • シルバー産業新聞申し込み
  • ハンドブック申し込み
  • SSL グローバルサインのサイトシール