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生き活きケア
生き活きケア (144) 老健 「蓮田ナーシングホーム翔裕園」 (埼玉県蓮田市) [2019/04] 2019年7月10日00時07分

 

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 社会福祉法人元気村(埼玉県鴻巣市、神成裕介理事長)が運営する、介護老人保健施設「蓮田ナーシングホーム(NH)翔裕園」は、「施設の見える化」をコンセプトに地域住民との交流イベントを年間40回以上開催する。学生ボランティアの就職につながるなど、職員の確保にも寄与。今年1月に、「埼玉県人材採用・育成事業所認証制度」の認証を受けた。

年40回の地域交流実施:見える化で介護のイメージの刷新

 今年から始まった「埼玉県人材採用・育成事業所認証制度」は福祉事業所の見える化が目的。「採用」「育成」「サービス」「社会貢献」に関してホームページ上での情報公開や、昇給制度の導入、だれでも参加可能なイベントの開催等が認証の要件とされている。

 例えば「採用」では、直近の離職率や5年後の給与・年収目安を開示する。また「サービス」では家族に向けて日頃の利用者の様子を紹介する。評価ランクは星1~3。最も高い星3では17項目を満たす必要があり、県内約9000事業所中23件が認証。そのうちの一つが、蓮田NHだ。

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 同事業所は100床の老健と定員40人の通所リハを併設。評価項目の中では、住民参加型イベントの開催、学生、ボランティアの見学受け入れ等が要件の「社会貢献」に特に力を入れており、住民参加型イベントを大小合わせて年間40回以上開催する。

 お花見などの季節イベントやホームセンターへの買い物から、蓮田市が開講する認知症サポーター養成講座への協力など多岐にわたる。

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 特に年に1回開催する「翔裕園感謝祭」には、事業所の内外から約300人が参加。3カ月間の準備期間を経て、屋台の出店や職員のダンス披露等を行うほか、ゲストを招いての音楽祭などを行う。利用者や家族の笑顔を見ることや地域住民との交流が、職員の仕事に対するモチベーション向上にもなるそうだ。

 事務長の江田俊雄氏は「介護業界が明るいイメージをもたれにくい要因の一つが、閉鎖的で何をしているか外からわからないこと。徹底して『中が見える事業所』を目指しました」と経緯を説明する。

実習生がボランティアを経て職員に

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 また、ボランティアや見学がきっかけで、同施設で働きたいという人も。採用活動の一助にもなっている。岩崎奨さんは感謝祭のボランティアがきっかけで昨年入職。「職員や利用者との交流で感じた明るい雰囲気が、介護に抱いていたイメージと違った。働くならここだと思った」。現在は介護スタッフとして働きながら、介護福祉士の資格取得を目指しているそうだ。

 他にも、利用者家族や、園児との交流イベントを観覧に来た保護者が、入職したケースも。「地域向けのイベントが多い分、外からの目に触れる機会も多い。『明るく挨拶をする』『こまめな掃除を心がける』等、来た人が不快にならない対応を日頃から心がけています。当たり前のようですが、働き手の確保につながっており、大きな意義があります」と江田氏。イベントで出会った人に見られているかもしれないと意識することで、就労時の程よい緊張感につながるそうだ。

 その他、小学校での福祉体験出張授業に職員を派遣。「早くから福祉に興味を持ってくれた子供たちが、将来の仕事の選択肢として介護を考えてくれることにつながれば」と江田氏は期待を込めた。

2019年4月10日号 21面

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