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生き活きケア
生き活きケア(116)札幌市保養センター駒岡2016年12月28日14時25分

ケアマネや介護職がいる宿泊施設

1213iki.jpg 札幌市郊外に位置し、豊かな自然に囲まれた「札幌市保養センター駒岡」では要介護者や障がい者も日帰り入浴や宿泊を楽しむことができる。客室には電動介護ベッドが置かれ、スタッフにはケアマネジャーや介護福祉士などの専門職もいる。介護が必要な人や介護する家族に、くつろぎの時間を提供している。

 札幌市が運営する札幌市保養センター駒岡。市社協が指定管理者となっている。高齢者や障がい者、誰もがくつろげる施設をコンセプトに、今年4月リニューアルオープンした。館内を全面バリアフリー化し、客室には電動介護ベッドやナースコールも備える。

1213iki2.jpg 最大の特長はケアマネジャー、介護福祉士、ホームヘルパーなどの資格を持つスタッフがいることだ。介護付きの利用申込みがあれば、ケアマネジャーは電話で要介護度やかかりつけ医などの基本情報から、ADLなどの身体状況やむくみ・拘縮の有無などを聞き取り、介助方法やスタッフの誰が介助にあたるかなどの調整役を務める。

 スタッフには介護福祉士1人、ヘルパー資格者は4人おり、食事、入浴、排泄などの介護を行う。人手が足りない場合は、社協のヘルパーセンターから応援に駆け付けることもあるという。地元の素材を生かした食事も魅力で、きざみ食やムース食も対応可能だ。

 介護付きプランは1泊2食付きで6,500円。30分の介助料が含まれる(30分の延長ごとに1,000円の追加料金)。今年9月までで17件の利用があった。ケアマネジャーの村澤圭太さんによると、宿泊者の多くが要介護2~4。要介護5の利用もあった。やはり介護量が多い人のニーズが高いようだ。

元気な人も要介護者も一緒のお風呂に

1213iki3.jpg 奥さんが要介護3で利用した夫婦は、村澤さんが立てたプランに沿って、職員が入浴介助などを提供。夫婦水入らず、2泊3日で紅葉を楽しんだ。帰り際、旦那さんから「おかげで2度目の新婚旅行ができた。ありがとう」と声をかけてもらったのが強く印象に残っていると村澤さんは振り返る。「感謝の言葉を頂けるのが、やはり一番うれしいです」と話す。

 同センターは陶芸やビリヤード、ヨガ、体操教室などさまざまな催しや、老人クラブなどの会合でも活用されている。大浴場で介助を受けながら入浴している人をみて、少し戸惑う一般客も少なくはないという。村澤さんは「元気な人も介護が必要な人も一緒のお風呂につかる。ここでは当たり前の光景にしていきたいです」と力強く語った。

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